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野口晴哉


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2019年8月 3日 (土)

時代不明の地球でのある時ある場所。

敵の射撃が正確過ぎる。段々と輸送機の衝撃が激しくなる。装甲板第3層目まで到達しているからだ。堅牢がウリのこの輸送機も先程の直撃でフレームが破壊された。溶解泡と溶接テープで応急処置したが剛性も耐弾性も著しく低下しているが一番の損失は直撃の際大佐殿が吹っ飛んで即死したことだ。

「軍曹殿!輸送機の推進エンジンが被弾で破壊してます。降下命令を!」

エンジンの被弾は知ってたがそれくらいではこの輸送機は墜ちない。

「ああ。墜ちねえよ。内部スタビライザーが生きてる限りは。」

すると俺と同期のバドウェアが言いにくそうに「なぁマックス。大佐殿が戦死された今お前が指揮官だ。もっとさぁ若い空挺の奴らを安心させろよ。」

空挺の猛者どもが不安がってる。そりゃそうだろう大佐が死んだことは想定外だったし代理指揮官の俺の装備が旧すぎるからだろう。なんせ先進国が採用をとっくにやめた火薬方式の弾薬が必要なライフルを未だに使ってるから。

銃がライトラインになってから数十年経つ。それと

俺がパンカーであり情報技術畑の特殊部隊軍曹で情報分析官だから奇異にうつるのだろう。

大佐殿の戦死は痛いがそのことや機体の損傷状況よりも降下着地後の索敵と戦闘を懸念している。

「軍曹!推進エンジンが!」

エンジン部品と装甲板3層目と装甲液体がバラバラになって浮遊している。

コクピットへ向かいパイロットに現在位置を聞いたうえで今からの行動をパイロットに報告する

「これより降下準備に入る。一番最後の俺が降下したと同時にお前らも降下だ。いいかくれぐれもはぐれるな。足骨折するな。俺がいるからにはお前らを必ず基地へ返す。」

「この操縦ロボットも一緒に降下だ。」

輸送室へ戻り「現在目的地上空。今まで通り落ち着いて降下しろ。一緒に降下するパイロットを絶対見失うな。」

ハッチを開けると急に体がフワリと浮く。眼下には地球が見える。

「降下。降下。降下。」

パイロットたちの見事な降下状況も見届けた。機体が爆発しないようエネルギーポッドを内部へ潜り込ませて内部スタビライザーを外して敵の射撃を機体に集中させ撹乱させている。

無事の降下よりも敵の戦闘ロボットと対峙したときを懸念している。

ライトライン。光を集めた物体を放つアサルトライフルだから雨天時は撃てない。湿気の多い日も威力や命中精度が落ちる。

最近部隊で好まれてるのは「収斂型」という光が敵装甲を貫通しやすいタイプでこれのデメリットを再三伝えたがM系アサルトライフルに信頼を寄せてる空挺もレンジャーもコマンドも聞く耳を持たない。俺、パンカーなのに。

最近の敵戦闘ロボットは簡素な構造になってる。重厚な精密高精度なモノ作りで名を轟かせる国なのに。敢えて貫通させやすくしてる意図が伺える

ライトラインが放つ光がロボット内部で乱反射してダメージを与えるのだが貫通してはロボットは壊れない。射撃数が増えて簡単に充電がカラになる。

水充電方式ということもこちらは分が悪い。

なんせ敵は空気充電方式だから。我が軍は敵の空気充電方式を甘く見ている。

こんな合理的な方式は無いのに。これも発信したが受け合ってもらえない。再三言うが俺パンカーなのに。

情報分析官で特殊部隊で狙撃手でパンカーって肩書きそうそうないとおもう。




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